野菜の根元や捨てていた部分をもう一度育てて再利用する「リボベジ(再生野菜・再生栽培)」をご存じでしょうか?
実は、今まで捨てていた部分から新たに食べられるように収穫できるんです!
「興味はあるけれど、どの野菜で始めるのがいいのかわからない…」という方も多いはず。
そこで今回は、水だけで家の中で簡単にリボベジができて、初心者でも育てやすい野菜5選をご紹介します。
リボベジは、もともと捨てるはずだった部分を生かします。たとえうまくいかなくても損するわけではないので(ちょっと悲しいけど)、ぜひ気軽に挑戦してみてくださいね。
初心者向けリボベジできる野菜
スーパーで売られている野菜の中には、根っこの部分が残っているものがあります。こうした野菜はリボベジしやすく、初心者にもおすすめです。
スプラウト類
野菜や豆から発芽したばかりの新芽のことをスプラウトといいます。スーパーでよく見る野菜の中では”もやし”や”カイワレ”、そして”豆苗”がスプラウトになります。スプラウトの中で再生ができるのは豆苗です。
- 豆苗
- スプラウトの中で唯一再生できるのが豆苗です。豆苗を買ってくるとパッケージには「再生栽培できる」と記載されています。これまさにリボベジの王様といえる存在です。
- 育て方も簡単で根元から5㎝くらい残して切り、あとは水をあげるだけです。2回くらいは再生できるといわれていますが、だんだんとれる量が少なくなります。

少量あれば薬味として使える野菜
リボベジを始めるなら、まずは少量でも使いやすい野菜からチャレンジしてみてはどうでしょうか?
メイン食材としてではなく、薬味として使える野菜は、キッチンの片隅で育てておくと便利です。例えば、ラーメンを食べるときに、育てた新鮮な青ネギをその場で切ってトッピングすれば、自分で育てた野菜を食べるちょっとした幸せを味わえちゃいます。
- 青ネギ
- 青ネギも根っこの部分から5cmくらいで切って使います。水に漬けたらすぐににょきにょきと生えてきます。
- 白ネギ
- 白ネギも同じように5cmくらい残して水につけるだけでにょきにょき生えてきます。うらやましい限りです。
根菜類も強くておすすめ
根菜類は普段食べているのは根っこの部分ですが、リボベジでは葉っぱの部分を育てます。ラフに育てていてもしっかり成長してくれます。成長した葉を切って味噌汁に入れると、香りも良く美味しくいただけます。
- 大根
- 大根の根本は2~3cm残して切り、水につけておくと葉っぱがはえてきます。
- 人参
- 人参の根本は2~3cm残して切り、その部分を水につけておくと、葉っぱがはえてきます。この葉っぱを食べます。
育て方
リボベジの基本的な育て方を押さえておきましょう。
根っこギリギリまで切らず、少し多めに残しておくと再生しやすくなります。食べられる部分を残すのがもったいないと感じるかもしれませんが、リボベジで再生できれば、それ以上に増やすことができます。
容器に入れて水につけます。1cmくらいが水につかるようにします。
水は毎日交換するようにして、ぬめりが出てくるので容器や野菜の根っこや根元をよく洗ってあげてください。
このようによく書かれていますが、実際はもっと適当でも大丈夫だったりしますので、気軽に始めてみてください。
さいごに
リボベジは簡単にできるとはいえ、うまく育たないこともあります。失敗するとがっかりするかもしれませんが、もともと捨てる予定だった部分を使っているので、気軽に試してみるのがおすすめです。
特別な道具も不要で、思い立ったらすぐ始められるのがリボベジの魅力。ぜひチャレンジしてみてください!
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